- 日 時:2018年3月5日(月) 15:00〜17:30(受付 14:00〜)
- 会 場:アークヒルズクラブ(地下鉄南北線「六本木一丁目」駅 徒歩3分)アクセスはこちら
- 申込期限:2018年2月26日(月)
終了いたしました。ご来場いただいた皆さまに御礼申し上げます。
シンポジウムご案内(600KB)開催趣旨
昨今、あらゆる産業を取り巻く環境は、テクノロジーの進展などを背景に過去に例を見ない速度で急激に変化しております。製薬産業においても例外ではなく、過酷な環境変化の渦の中にあると言えます。ブロックバスターモデルの終焉、新薬創出の難化、我が国の医療財政逼迫による性急な制度改正など環境変化の例は枚挙に暇がない状況です。
これら環境変化の影響もあり、かつては優等生筆頭とされていた製薬業界の収益性も以前ほどの安定性は見られなくなっています。製薬産業においても他業界同様にイノベーション創出に向けた取り組みが次々と行われるようになってきました。
このような背景のもと、製薬業界のイノベーション創出の進展を支援すべく、今回のシンポジウムを開催することといたしました。製薬業界のイノベーションのあるべき姿や方向性について皆様と共に考えていきたいと思います。趣旨にご賛同いただき、シンポジウムにご参加いただけますことをお願いいたします。
キーワード
- オープンイノベーション
- 技術革新
- ビジネスモデル
- バリューチェーン
スケジュール
時間 | プログラム |
14:00 〜 15:00 | 受付 |
15:00 〜 15:05 | 挨拶:開会のごあいさつ 株式会社医療情報総合研究所 代表取締役社長 大橋青史 |
15:05 〜 16:05 | 講演:『ライフサイエンス企業に求められる新たなパラダイムシフトへの備え』 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員 ライフサイエンス&ヘルスケア セクターリーダー 長川 知太郎氏 |
16:05 〜 16:25 | 休憩:コーヒーブレイク |
16:25 〜 17:25 | 講演:『健康・医療分野のオープンイノベーションと産業革新機構の取組み』 株式会社 産業革新機構 執行役員 ベンチャー・グロース投資グループ 健康・医療チーム 芦田 耕一氏 |
17:30 〜 19:00 | 情報交換会 |
講演内容
『健康・医療分野のオープンイノベーションと産業革新機構の取組み』
講師 | 株式会社産業革新機構 執行役員 ベンチャー・グロース投資グループ 健康・医療チーム 芦田 耕一 氏 |
略歴 | 米国戦略コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニー、アマシャム ファルマシア バイオテク(株)(現在のGEヘルスケア・ジャパン(株))、日本モンサント(株)医薬品事業部(現在のファイザー(株))などの後、ヘルスケアに特化したベンチャーキャピタルである(株)ファストトラックイニシアティブの共同創業者・取締役パートナーを経て、2012年10月より現職。 現在、産業革新機構の投資先であるメガカリオン、NapaJen Pharma、レナセラピューティクス、スコヒアファーマ、MedVenture Partnersの社外取締役を兼務している。 東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専門課程修了。理学修士。 |
講演の概要 | 医薬品・医療機器・再生医療・デジタルヘルスケアといった健康・医療分野は、技術革新に伴い新たな製品・サービスが生まれている。その主な源になっているのが、アカデミア・ベンチャー・大手企業によるオープンイノベーションや異業種からの新規参入である。 産業革新機構は、産業や組織の壁を越えてオープンイノベーションにより次世代の国富を担う産業を育成・創出することを目的に設立された官民ファンドである。日本の健康・医療分野のエコシステムづくりを目的とし、人材・技術・資金の好循環が生まれるように、一つでも多くの成功事例を生み出すべく投資活動を行っている。その取組みについて幾つかの事例を含めて紹介する。 |
『ライフサイエンス企業に求められる新たなパラダイムシフトへの備え』
講師 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 執行役員 ライフサイエンス&ヘルスケア セクターリーダー 長川 知太郎 氏 |
略歴 | 医薬品・医療機器・製造業界における国内外の主要多国籍企業に対する、事業戦略・M&A戦略立案、組織・業務変革推進のほか、海外展開戦略、グローバルマネジメント改革などのクロスボーダープロジェクトを数多く手がけている。 ライフサイエンス業界の将来像をテーマとした執筆、講演活動を幅広く行っており、主な著書に『マーケティング戦略ハンドブック』(共著、PHP研究所)がある。 |
講演の概要 | 国内外のライフサイエンス企業を取り巻く環境は、今後も厳しさを増していくものと考えられる。医療の持続性を担保すべく、当局が医療効率化に向けた取り組みを強化し続ける一方で、製薬企業のR&D生産性が低下に一途を辿っている。 本講演では、これらの環境変化を受け、イノベーションや新たな価値を世に送り出し続けるためにライフサイエンス企業が向かうべき方向性について、「革新的なビジネスモデルの提案(いわゆる Beyond the pill)」と「新規技術の活用によるバリューチェーンの抜本的見直し」の2つの観点から論じる。 |